薬院駅前こまどり皮ふ科クリニック

アトピー性皮膚炎

まず最初に、子供のアトピー性皮膚炎は親の責任ではありません。
最初にこんなことを言うのは、診察をしていて強く責任を感じるお母様方が非常に多いからです。その結果、色んな本を読んだりインターネットで情報を集めて勉強することはいいことなのですが、間違った情報から良かれと思ってやってはいけない治療をやってしまう方も見受けられます。インターネットには、そんな親心につけこんで・・・といったサイトも有ります。まず、信頼できるというよりは何でも遠慮無く相談できるドクターを見つけましょう。

 

アトピー性皮膚炎の治療としてまず大切なのは、保湿をしっかりしてあげることです。ワセリンではなく保湿剤を正しい量塗ってあげましょう。

 

次にステロイド。ステロイドには、副作用があります。毛が生える、皮膚が薄くなる、浅黒い色が残るといったものですが、ステロイドは、適切な強さで、適切な量、適切な期間外用すれば、副作用をできるだけ抑えたうえで、その効果を期待できます。症状の重い方は、ステロイドと聞いただけで怖いとは思わずに一度相談してみてください。増悪期だけステロイドを使い、落ち着いたら短期間で弱いものに変え、維持療法はステロイドを使わないといった治療を行うのが理想的と考えています。

 

そうは言っても、どうしても使いたくないという方は、まずは食生活や睡眠などの生活習慣を徹底的に見直し、ストレスのない生活を送れるよう頑張りましょう。その上で、プロトピックといったステロイドではない外用薬、漢方を使ったり、ステロイドほどの即効性は見込めませんが他にも治療法はあります。

 

今まで、治療がうまく行かなかった方。ステロイドの副作用を嫌うあまり弱いステロイドを長期間塗る、または、塗る量が少なくても効果は半減してしまいます。このようなやり方は副作用ばかりであまり効果が期待できません。塗る量や、塗り方は必ず医師、看護師に指導してもらいましょう。

 

最後に、やはり何よりなんでも相談できるかかりつけを見つけることが大切です。周りの意見、他の病院での治療方法について、極端に言えば、気になるインターネット情報があるなら印刷して直接聞くことができるくらいの関係を築ける医師を見つけるのが治療の早道だと思います。